2022年4月1日、日本のラグジュアリーカー市場を牽引するSKY GROUPが、少量生産ハイパーカーメーカー「Czinger Vehicles(ジンガー・ビークル)」と、アジア唯一の正規パートナー契約を締結しました。これにより、SKY GROUPが取り扱うブランドは16に増え、ジンガー・ビークル初のモデルである「21C」のオーダー受付が開始されています。

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Czinger Vehicles とは?

2019年にアメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスで、起業家のケビン・ジンガーによって設立された新興自動車メーカーです。最大の特徴は、AIと3Dプリンティング技術を駆使して車両を開発・製造している点にあります。この革新的な生産システムにより、従来の製造方法では不可能な有機的な形状の金属パーツを生み出し、超軽量かつ高剛性なシャシーを実現しています。

世界を驚かせたハイブリッドハイパーカー「21C」
ジンガー・ビークルスが最初に手掛けた「21C」は、世界限定80台のハイブリッドハイパーカーです。
その最大の魅力は、圧倒的なパフォーマンスにあります。
- 独創的なパワートレイン: 2.88L V型8気筒ツインターボエンジンに、前輪を駆動する2基の電気モーターを組み合わせ、システム最高出力は1250hp(オプションで1350hpまで向上可能)を誇ります。エンジンは最高回転数11,000rpmまで許容し、0-100km/h加速はわずか1.9秒、最高速度は405km/h以上にも達します。
- 革新的な車体構造: AIと3Dプリンターを用いて製造された、まるで人体の骨格のような有機的なパーツで構成されたシャシーが採用されています。また、乗員スペースは戦闘機のような**タンデム配置(縦並び)**となっており、独特なコクピットを作り出しています。

ラグナセカで市販車最速記録を樹立
2021年、21Cはアメリカの伝説的なサーキット、ラグナ・セカで市販車最速ラップ記録を樹立しました。
従来の記録はマクラーレン セナが持っていた1分27秒62でしたが、ジョエル・ミラーがステアリングを握る21Cはこれを約2秒も短縮する1分25秒446という驚異的なタイムを記録しました。この記録樹立には、ミシュラン・パイロットスポーツCup2Rタイヤが装着されたアタック用車両が使用されています。
創業者のケビン・ジンガーは、この偉業を「アメリカン・ドリームの体現」だと喜びを語りました。また、チーフエンジニアのユアン・ブラッドリーは、「さらなるパフォーマンス向上も可能だ」と述べ、今後も各国のサーキットでラップレコードに挑戦していく計画があることを示唆しています。

自然環境への配慮
21Cは、パフォーマンスだけでなく環境性能にも配慮しているのが特徴です。製造過程では、3Dプリンターを用いることで金属廃棄物を大幅に削減。また、搭載されるV8エンジンは、カーボンリサイクル・メタノールを含む様々な燃料を使用できるよう設計されており、モーターのみでのゼロエミッション走行も可能(北米仕様)です。
最先端の技術と環境意識を両立させた21Cは、世界中の富裕層からも大きな注目を集めています。
SKY GROUPは、この革新的なハイパーカーの生産枠を確保しており、注文を受け付けています。
お問い合わせ
Czinger Tokyo (ジンガー東京) TEL: 03-3447-1909
SKY GROUP公式サイト
https://www.sky-g.org